闘魚ベタ
ベタはその美しさとは裏腹に気性の激しい生き物だ。
ベタは別名プラカットと呼ばれるが、プラカットの意味はタイ語でプラ(魚)カット(噛む)。「噛む魚」という名前がついていることからもわかるように、かなりアグレッシブな生物で、2匹を同じ水槽に入れるとどちらかが死ぬまで闘う誇り高き戦士だ。
日本では別名「闘魚」と呼ばれている。
タイでは100年以上前からこのプラカット同士に賭けをして闘わせていた歴史ある魚なのだ。
ベタを飼うときは2匹飼うことがおススメである。
ベタを1匹ずつ別々の水槽に入れて、普段は仕切りをしておく。
仕切りを外すとベタは隣の水槽の別のベタに向けて、ヒレとエラを広げるフレアミングという威嚇行動を取り始める。
その様がなんとも美しい。
ベタにフレアミングをさせるのは可哀想なことなのか?
いえいえ、フレアミングをしないとベタは運動不足になってしまうので、日に数回はさせてあげることが元気に長生きさせる秘訣なのだ。
人間が家でゴロゴロして運動しないでいると、身体が鈍って不健康になってしまうのと同じことだ。
ただし、仕切りをしないで放置していると過活性になって疲弊してしまうので、お気をつけあれ。
美しき闘魚ベタ。
ご家庭に1匹…じゃなくて2匹いかがですか。
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